相続税の2割加算の対象者や計算方法｜対策はある？

相続が発生すると相続税がかかりますが、この際に相続税が2割加算になることがあります。
誰が対象になるのか、そしてその計算方法について解説していきます。

■相続税の2割加算とは？
相続税は相続人が相続した財産に応じて計算されますが、一定の条件によってその額が2割加算になります。
その条件としては、配偶者ではなく、被相続人の一親等の血族でもない場合です。
つまり、兄弟姉妹や第三者は全員2割加算になります。
そして代襲相続人でない孫に関しても2割加算になります。
ここでポイントとなるのが被相続人の養子となった被相続人の孫も2割加算の対象であることです。
2割加算を逃れるために被相続人の孫ではなく子として養子に迎えるのはダメということになります。

■2割加算の計算方法
2割加算を行うには、まず相続人各々の相続税を計算していきます。
そしてこの金額に2割を加算した金額がその相続人が納める相続税となるわけです。
つまり一度相続税の金額の計算を全員分行い、2割加算の相続人だけ個別で2割加算を行う、という形になります。

■対策はあるの？
この2割加算は一度相続の回数を飛ばして財産を受け取っていることから行われることで、逃れることはできません。
そのため、納税資金の対策を行うことや、2割加算にならないようにまずは一親等の相続人に相続する、という方法を取ることになります。

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