相続税が払えない場合

一定の額以上の財産を相続すると、相続税を支払わなければなりません。そして、相続税の申告と納税には期限があり、被相続人が死亡した翌日から、10か月以内に支払いが必要です。もっとも、土地などの不動産を相続した場合、財産価値が高いことが多いため、その分相続税も高くなってしまいます。そうすると、期限以内に相続税が払えない場合もあります。

相続税が払えない場合、延納や物納という制度があります。

たとえば、延納を申請すると最長で20年、分割による支払いが可能です。もっとも、延納制度を利用するためには、10か月の申告期限内に申請することが必要です。
ほかにも、金銭での支払いが難しい場合、不動産や株などを物納することもできます。また、不動産を売却して現金を調達したり、金融機関から借り入れをしたりして支払うことも考えられます。

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